岩波直樹さん講演「大きな経済と小さな経済をつなぐ」報告
新宮CoCoスクエアの1周年を記念して、特別ゲストに共感資本社会を提唱する 岩波直樹さん をお迎えしました。テーマは「大きな経済と小さな経済をつなぐ ~自立社会への道~」。当日は多くの参加者にお越しいただき、会場は熱気と温かさに包まれました。
岩波さんの言葉を借りれば、「大きな経済」とは顔の見えない“マス”に向けて効率的かつ大量にモノやサービスを届ける仕組みのこと。私たちは便利さや安さを享受してきましたが、その裏側で「誰が、どんな思いで作っているのか」という物語が見えにくくなってきました。
一方で「小さな経済」は、顔の見える関係性を土台にしたもっと人間的な経済です。「この人から買いたい」という感覚や、地域や生産者との信頼関係。数値や効率では測れない“共感”や“つながり”を大切にする営みです。
現代社会では「大きな経済」が強くなりすぎ、人と人との関係性や人間らしい感情のやり取りが薄れてしまったのではないか。だからこそ今、「小さな経済を土台にしながら、大きな経済とどう接点を持ち直すのか」を考えることが大切だと語られました。
これは国の大きな政策の話ではなく、私たち一人ひとりの「日々の選択」や「暮らし方」に直結する現実的な問いです。新宮CoCoスクエアもまた、そんな「小さな経済」の視点を大切にし、顔の見える人たちとゆるやかなつながりを育み、小さなチャレンジが生まれる環境を整えてきました。
今回の講演は、まさにその実践と理念を結びつけてくれる時間になったと思います。
講演の最後に映し出されたのは、水面に広がる波紋の映像でした。
ひとしずくの水が落ちたときに生まれる小さな波紋は、とても弱々しいものに見えるかもしれません。けれど、その波紋は重なり合い、互いに影響し合いながら、やがて水面全体に広がっていきます。
これはまさに、岩波さんが語られた「小さな経済」の姿そのもの。
一人ひとりの小さな選択や、小さなチャレンジは、それだけでは些細に思えるかもしれません。しかしそれが重なり合えば、大きな経済にも響く力を持つ。人と人の間で生まれる“共感”や“信頼”が、社会を少しずつ変えていくのだと、波紋の映像が静かに語りかけているようでした。
新宮CoCoスクエアもまた、その波紋の一滴となりたい。ここに集う人々の小さな挑戦が、互いに影響し合い、やがて大きなうねりとなって未来をつくっていく。そんな思いを改めて強くしました。
講演のあとは参加者同士で感想を共有し、さらに懇親会では笑顔が絶えず、経済の話題から日常の話まで幅広く語り合いました。こうした“人と人が顔を合わせる時間”そのものが、まさに小さな経済の営みだと実感しました。
岩波さんが最後に伝えてくださった「経済をもう一度“人”の視点から見直す」という言葉を胸に、これからもCoCoスクエアから小さなチャレンジを広げていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、そして岩波さん、本当にありがとうございました。
この1周年の節目に、経済を“人間らしく”考える大切な機会をいただけたことに感謝します。
新宮CoCoスクエアはこれからも、多様な働き方と人のつながりを応援する場として歩んでいきます。
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