2024年8月21日、新宮CoCoスクエアは1周年を迎えるにあたり、記念イベントの一つとして、立花高校の校長ちゃんこと齋藤眞人先生をお招きしました。会場には幅広い世代の方々が集まり、「教育」「働き方」「生き方」をテーマにした深い対話の時間が流れました。
私は冒頭で、「フルタイム・月金9時5時の正社員が唯一の正解ではない」という話をしました。日本社会における“正社員像”は、長らく「週5日フルタイム勤務」が当然とされてきました。しかし、それは必ずしもすべての人に合うわけではありません。
そこで私たちは、新しい選択肢として「短時間正社員制度」「週2正社員制度」を提案し、その基地局となる場として新宮CoCoスクエアを立ち上げました。多様な働き方を実現する場所であり、挑戦の拠点としての役割を担っています。
この考え方は教育の分野にも通じます。全日制高校に毎日通うことだけが正解ではない。不登校であることもまた“正解”でも“不正解”でもない。週2、週3といった新しい学び方を選ぶ生徒がいてもいいのです。そのような思いを込めて、校長ちゃんにマイクをお渡ししました。
齋藤校長先生が語られたテーマは「それで、よかよか 共感から始まる安心して生きられる社会へ」。
印象的だったのは「当たり前は当たり前ではない」という言葉でした。学校教育の現場には、数え切れないほどの「当たり前」が存在します。授業中は静かに座っていること、スマホを使ってはいけないこと、成績は一定の基準に沿って評価されること……。けれども校長先生は、その“常識”を一度立ち止まって見直す勇気を示しておられました。
例えば、授業中にスマホを使うことも「本人が学びのために活用するのであれば構わない」という柔軟な姿勢。メモを取るのも自由、スマホで撮影するのも自由。主体的に学ぶことを尊重する方針は、従来の「禁止ありき」の教育とはまったく異なります。
「できないこと」を嘆くのではなく「できること」に光を当てる。
「同調圧力」に押しつぶされるのではなく「自分のペース」で歩む。
そんな言葉の一つひとつが、参加者の胸に強く響きました。
校長ちゃんのお話は、教育だけでなく社会全体にも通じるメッセージでした。
会社でも学校でも、私たちはつい「多数派」や「普通」という言葉に寄りかかりがちです。しかし、真に大切なのは、少数派や個別の事情を持つ人をどのように受け入れるか。そこに社会の成熟度が表れるのだと思います。
「それで、よかよか」という言葉には、肩肘張らずに人を認め合う力があります。完璧でなくてもよい、不完全なままでもよい。それぞれの人が安心して存在できる環境こそが、未来を生きる子どもたちにとっても、大人たちにとっても必要なのだと、改めて感じました。
新宮CoCoスクエアは、オープンから1年を経て、コワーキングスペース、レンタルボックス、カルチャー講座、ラジオブースなど、さまざまな機能を備えた「まちの中の小さな広場」へと成長してきました。ここで生まれる出会いや学び、そして挑戦は、一人ひとりの「自分らしい生き方」を支えるためのものです。
今回の校長ちゃんの講演は、その理念と深く共鳴する時間でした。
「ここから何かを始めたい」と願う人の背中を押せる場所であり続けたい。
そして「それで、よかよか」と笑いながら生きられる社会を、教育と働き方の両面から共につくっていきたい。
新宮CoCoスクエアの1周年を迎えるにあたり、その決意を新たにしました。
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