月2,000円のレンタルボックス。私たちが「店長5時間」を大切にしている理由
新宮CoCoスクエアのレンタルボックスは、月2,000円からご利用いただけます。
そして、そのプランでは月に5時間、店長としてお店に立っていただく仕組みになっています。
この説明をすると、ときどき「5時間働くということですか?」「お客さんは何人くらい来ますか?」と聞かれます。
もちろん、商売ですから、売上や費用を考えることはとても大切です。
ただ、私たちがこの仕組みで一番大切にしているのは、単に商品を棚に置いて販売することだけではありません。
月2,000円は、店長グループのコミュニティ参加費
レンタルボックスをご説明するとき、私たちはよくこうお伝えしています。
もちろん、実際には自分の商品を棚に置き、販売することができます。
ただ、「棚を借りるためだけの2,000円」と考えると、どうしても「何個売れたか」「2,000円の元が取れたか」という話だけになってしまいます。
新宮CoCoスクエアが大切にしているのは、その先にあるつながりです。
店長としてお店に立つことで、ほかの店長さんと知り合う。
お互いの商品や活動を知る。
困っていることを相談する。
新しい情報を共有する。
そこから、思いがけない話が始まることがあります。
「一緒に出ません?」から始まること
これまで一人で商売をしてきた方は、マルシェやイベントへの出店も、自分で探し、自分で申し込み、自分で準備してきた方が多いと思います。
ところが、店長同士でつながると、
「今度、こんな催事があるんですが、一緒に出ませんか?」
「この商品と組み合わせたら面白そうですね」
「この人を紹介しましょうか?」
「一緒にイベントをやりませんか?」
といった話が自然に生まれてきます。
中には、自分一人ではなかなか参加できなかったような大きな催事に声をかけてもらうこともあります。
一人で探していた出店先が、仲間から誘ってもらえる場所に変わっていく。
これは、単なる「棚貸し」ではなかなか生まれない価値だと考えています。
商品開発やコラボが生まれることもあります
店長同士の会話から、新しい商品が生まれることもあります。
それぞれが持っている商品や技術、得意なことを組み合わせて、新しい商品やサービスを考える。
一緒にイベントを開催する。
お互いのお客様を紹介し合う。
コラボ商品をつくる。
レンタルボックスをきっかけに始まったつながりが、いつの間にか棚を飛び出して、新しい商売へと広がっていく。
新宮CoCoスクエアでは、こうしたことが少しずつ生まれています。
月5時間は「労働」ではなく、コミュニティにいる時間
月5時間の店長についても、私たちは「5時間の労働を提供してもらう」という考え方をしていません。
月に最低5時間、自分自身がコミュニティの中にいる。
それが、この仕組みの大切なところです。
自分の商品をお客様に説明する。
ほかの店長さんの商品を知る。
お客様との会話から、新しいヒントを得る。
隣にいる店長さんと話しているうちに、新しい企画が始まる。
商品だけを棚に置いて、売れたら連絡が来る。
もちろん、そういう仕組みも便利です。
でも、新宮CoCoスクエアが目指しているのは、商品だけが並んでいる場所ではありません。
商品を置くことをきっかけに人が来る。
人が来るから、人と出会う。
人と出会うから、何かが始まる。
そんな場所をつくりたいと考えています。
数字にはすぐ表れない価値があります
月2,000円。
月5時間。
この数字だけを見ると、「何個売れば元が取れるか」と考えることはできます。
でも、その計算の中には、新しく知り合う人や、そこから紹介される仕事、一緒に参加する催事、商品開発、コラボといったものは入っていません。
それらは、参加した瞬間にはまだ数字にならないからです。
人とのつながりには、最初から値札がついていません。
だからこそ、売上だけでは測れない価値が、あとから少しずつ形になっていくことがあります。
「売る場所」だけを探している方へ
新宮CoCoスクエアのレンタルボックスは、もちろん商品を販売するための場所です。
ただ、それだけではありません。
一人で商売をしていて、少し仲間がほしい。
ほかの事業者さんとつながってみたい。
新しい売り方や、新しい出店先を見つけたい。
自分の商品を誰かと一緒に育ててみたい。
そんな方にとって、ここが新しいきっかけになる場所であればと思っています。
