Startup Weekend新宮町を3回見続けて感じた変化

 

Startup Weekend新宮町を3回見続けて感じた変化

第3回Startup Weekend新宮町が、6月5日から7日まで開催されました。

私は主催者ではなく、あくまでも会場をお貸しする立場です。

それでも、3日間そばで見守らせていただきながら、今回もたくさんの刺激をいただきました。

今回の特徴は、とにかく学生の参加が多かったことです。しかも初参加者が8割を超えるという、これまでとは少し違った雰囲気の開催になりました。

満員、そしてキャンセル待ちへ

Startup Weekend新宮町も1回目、2回目、そして今回の3回目へ。

なんと今回は満員となり、キャンセル待ちまで出る状態になりました。

会場である新宮CoCoスクエアとしては、そろそろキャパシティの限界も見えてきましたが、それ以上に「このイベントが地域に根付き始めている」ということが嬉しく感じられました。

3日間、参加者の皆さんは本当に脳に汗をかきながら走り続けます。

最終ピッチが終わったあとの表情には、達成感と安堵感が入り混じった独特の空気がありました。見ているだけの私ですら、少しホッとするくらいです。

学生チームの強さとAIの存在

そして今回、特に印象的だったのは学生チームの強さでした。

上位入賞チームの多くが学生中心。正直、少し驚きました。

もちろん若さや発想力もあります。

しかし、それ以上に大きかったのはAIの存在だったように感じます。

1回目の頃は、AIを少し調べ物に使う程度。

2回目になると、AIでプログラムを書くチームが増えました。

そして今回。

AIでプログラムを書き、AIでプレゼン資料を作り、AIで情報整理まで行う。

たった1年ほどで、ここまで変化するのかと思わされました。

常識的なブレーキが少ない強さ

私は当初、社会人と学生が混ざったチームの方が強いのではないかと思っていました。

経験と知識があるからです。

ところが今回は逆でした。

学生たちは、社会人が持っている「常識的なブレーキ」が少ない。

「そんなの無理じゃない?」という発想があまりない。

まずやってみる。そしてAIを使って形にする。

そんな勢いを感じました。

もちろん、時間をかけて事業化していく段階では、社会人の経験や現実的な視点が必要になるでしょう。

ただ、3日間という短期決戦では、AIを武器にした学生たちの爆発力が際立っていました。

本当の価値は順位だけではない

とはいえ、私がStartup Weekendで一番価値を感じているのは、実は順位でもプレゼンでもありません。

年代も違う。

性別も違う。

職業も違う。

立場も違う。

そんな人たちが一つのテーブルを囲み、本気で議論すること。

その中で聞いた一言や、何気ない考え方が、数年後の人生のどこかでふと思い出される。

私はそういう小さな気づきの積み重ねこそが、このイベントの本当の価値ではないかと思っています。

チャレンジできる場所であり続けたい

1年間で3回。

見続けてきたからこそ分かる変化があります。

AIの進化もそうですし、参加者の層も変わっています。

おそらく来年には、また全く違うStartup Weekendになっているのでしょう。

だからこそ面白い。

第4回も新宮町で開催されることを願いながら、新宮CoCoスクエアも「誰かがチャレンジできる場所」であり続けたいと思います。

チャレンジする人が増えること。そして、その挑戦を応援する人が増えること。

そのための場づくりを、これからも続けていこうと思います。