先日、九州の「食」に関わる皆さまの前で、新宮CoCoスクエアの取り組みと、構想していた「新宮CoCoキッチン」についてお話をさせていただきました。
当日は50名を超える方にご参加いただき、講演後の名刺交換では、「実際に見学してみたい」というお声を20名近くの方からいただきました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今回の話の中で、自分でも改めて気づいたことがあります。
それは、私たちは単に「飲食施設」を作りたかったわけではなく、
を作りたかったんだな、ということでした。
飲食業は、始めるハードルが高い世界です。
食品営業許可、菓子製造許可、惣菜製造許可。さらに、敷金、礼金、厨房設備、冷蔵冷凍庫、内装工事。
やろうと思った瞬間に、大きな資金が必要になります。
でも本当に必要なのは、最初から立派なお店を持つことなんだろうか?
まずは、少し作ってみる。少し売ってみる。反応を見てみる。誰かに相談してみる。
そんな“小さな挑戦”から始められる場所の方が、今の時代には必要なんじゃないか。
そんな話をさせていただきました。
新宮CoCoスクエアでは、ずっと考えているテーマがあります。
それは、
「地域には働ける人がいないのではなく、働き方の選択肢が少ないのではないか」
ということです。
定年後の方。介護中の方。子育て中の方。障害をお持ちの方。
フルタイムは難しい。でも週1〜2なら働ける。
そんな方は、地域にたくさんいます。
だから私たちは、「週2正社員」「短時間正社員」「複業」「小さな起業」といった、多様な働き方を応援しています。
そして、その挑戦を支える場所として、レンタルボックス、ブックマンション、カルチャースクール、コワーキングスペース、地域通貨「CoCoコイン」など、いろいろな実験を行っています。
今回お話した「新宮CoCoキッチン」構想では、工房で安全に作る。レンタルボックスで販売する。マルシェで試す。SNSで発信する。
そんな
を、地域の中で小さく循環させる仕組みを考えていました。
さらに面白いのは、そこに“コミュニティ”が生まれることです。
「この商品の見せ方いいですね」
「うちのお客様にも合いそう」
「一緒にイベントやりませんか?」
そんな会話が、自然に生まれていきます。
実は、ビジネスって、こういう雑談から育っていくものなのかもしれません。
最後にお話ししたのですが、実はこの「新宮CoCoキッチン」、今回予定していたテナントは、先に別契約が決まり、実現には至りませんでした。
でも、私はあまり残念だとは思っていません。
やろうとしていることは、必ずどこかで形になると思っているからです。
そして今回、50名を超える皆さまに聞いていただき、20名近い方から「見学したい」というお声をいただけたことで、
「あ、この方向性は間違っていないのかもしれない」
と、改めて感じることができました。
新宮CoCoスクエアは、完成された施設ではありません。
むしろ、毎日試行錯誤しています。
でも、だからこそ、毎日なにかが生まれています。
コワーキングスペースでもない。レンタルボックスだけでもない。カルチャースクールだけでもない。
を、ぜひ感じに来てください。
皆さまのご見学を、お待ちしております。
新宮CoCoスクエアでは、多様な働き方、起業・創業支援、地域交流、地域通貨「CoCoコイン」などを通じて、地域の中で小さな挑戦が生まれる場づくりを行っています。