「子どもが自分で事業を始める」
そんなニュースに、あなたはどんなイメージを持ちますか?
TNCの番組『子どもにピタッと』で、福岡・新宮町の「新宮CoCoスクエア」が紹介されました。
番組では、ここで“自分のお店”を持つ小学生と中学生が登場。
彼らが体験しているのは、学校では学べない“生きた経済”です。
アルコールインクアートを制作・販売するあおいさんは、新宮CoCoスクエアのレンタルボックスで
自分のお店「あおしおショップ」を運営しています。
月2,000円のボックス料を払い、仕入れから販売、売上管理までをすべて自分で行う――
まさに“小さな起業家”。
インクを垂らし、アルコールを吹きかけて生まれる模様は、すべて一点もの。
「世界にひとつだけの自分の作品。」
販売を始めてからは、お金の使い方にも変化が生まれたそうです。
「これは本当に必要?」と自分に問いかけるようになり、
ものの価値を考える力が自然と育っていきました。
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もう一人の店長、とみづかゆうきさんは「地球にやさしい店」を運営。
素材はなんと、海に落ちている海洋プラスチック。
拾い集めたゴミをアクセサリーに生まれ変わらせ、
販売を通して環境問題を伝えています。
「たくさんの人に海洋プラスチックのことを知ってほしい。」
利益よりも“伝えること”を目的にした姿勢に、スタジオの大人たちも感動。
「大人が学ぶことのほうが多い」と語るコメントが印象的でした。
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レンタルボックスを運営する新宮CoCoスクエアのセンター長・平井良明は、
子どもたちがボックスを使えるようにした理由をこう語っています。
「“働く”というと“就職”と思いがちですが、
自分で事業を起こすことも仕事なんだ、ということを
子どもたちに感じてほしかった。」
新宮CoCoスクエアでは、“こどもマルシェ”のような単発イベントではなく、
レンタルボックスという“日常の中のチャレンジの場”を通じて、
子どもたちが自分の力でお金を生み出し、社会とつながる経験を積んでいます。
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お金を稼ぐことだけが目的ではありません。
「自分が作ったもので誰かを喜ばせる」
「社会をよくするために工夫する」
そんな経験が、子どもたちに“働くとは何か”を教えています。
大人が整えるのは“環境”だけ。
主役は、いつだって子どもたちです。
📺 TNC『子どもにピタッと』 新宮CoCoスクエア特集
https://www.youtube.com/watch?v=_BF1eElEn1w
🏢 新宮CoCoスクエア公式サイト
https://shingucoco.jp/
らくえいこどもマルシェ
https://www.team-rakuei.jp/genre/13604/1.html